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もっと知りたい伊藤若冲―生涯と作品 [BOOK] 

もっと知りたい伊藤若冲―生涯と作品 (ABCアート・ビギナーズ・コレクション)

伊藤若冲の入門書。
プライス・コレクションの作品が載ってないが、図版は多く掲載され見やすい構成となっている。
幼少の頃から晩年まで時代ごとに構成され、伊藤若冲の変遷が簡潔に解説されている。
入門書という位置づけであるため、これくらいの解説がちょうど良いように思う。
よく言われることだが、本当に200年以上前のデザインとは思えないほど斬新な構図で、一見して若冲の作だとわかるほど強烈な印象を見るものに与える。
伊藤若冲群鶏図


商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
本書ではおよそ主要な作品を選んで若冲の生涯に沿って配列し、さまざまな角度からの短い解説を加えている。また、若冲についてほんとうに知ってもらうため には同時代の文献が欠かせないので、漢文で書かれた史料は書き下し文か現代日本語になおして引用した。最後の総論では、十八世紀京都画壇がきわめて創造的 な場であったこと、そしてそこにおいて若冲の成し遂げたものが孤立した営為ではなかったのを理解してもらうために、若冲とほかの画家たちとの共通する志向 について少し説明している。

内容(「MARC」データベースより)
伊藤若冲の作品には、ただそれ自体で人を興奮させる力が満ちている。主要作品を若冲の生涯に沿って配列し、彼の芸術の特徴や意義など様々な角度から解説、関連エピソードも多数収録。若冲作品所蔵美術館・博物館・寺社も紹介。

著者からのコメント
 佐藤康宏です。ひとつ釈明しておきます。この本にプライス・コレクションの作品が1点も掲載されていないのは、私の意思ではなく、先方から図版の掲載を 断られたためです。これまで何度か若冲の図版を載せる本に関わりましたが、プライスさんの所蔵品をまったく入れないのは初めての経験です。でも、若冲の世 界の豊かさはじゅうぶんに伝わる本になっていると思います。 
  モザイクのような、いわゆる桝目描きの技法で作られ、プライス・コレクションに入った屏風を、私は若冲の画とは認めません(従来も繰り返し、この本でも述 べているとおりです)。少なくともエツコさんはその見解がお気に召さないらしく、ほかの作品まで掲載を断られてしまいました。プライス夫妻とは30年のお つきあいですし、ジョウさんの鑑識眼を信頼してもいました。いまでもあの「鳥獣花木図屏風」以外は重要なコレクションだと賞賛しています。今回の措置も残 念ですが、それ以上に、だれよりも若冲を愛していたジョウ・プライスさんにして、あんな下手な屏風を若冲の作と信じてしまうものかと、あらためて悲しくな りました。
 美術館・博物館の関係者がコレクターに遠慮をするのはしかたありませんが、私はそういうしがらみのない研究者ですし、社交や友情より も若冲の方がだいじです。贋作は贋作、模倣作は模倣作とはっきり区別することが、若冲の真価を明らかにするためには欠かせません。若冲の作る形と色をよく 知った方は、「鳥獣花木図屏風」を若冲筆として疑問も持たずに展覧会に並べ、本に載せ、それらを鑑賞するのんきな人たちと一線を画すはずですが、せめてそ ういう方を増やすのにこの本が少し役に立てば幸いです。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
佐藤 康宏
1955年、宮崎県生まれ。東京国立博物館資料課、文化庁美術工芸課勤務を経て、東京大学教授。主な研究分野は、室町時代末から江戸時代初めにかけての風 俗画、また南画や伊藤若冲・曾我蕭白などの画家を中心にした江戸時代の絵画(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

山下裕二氏評、『朝日新聞』、2006/03/26
本書は氏がはじめて一般向けを強く意識して上梓したもの。コンパクトな体裁にカラー図版が豊富に掲載されて、今後長く定番の入門書となるだろう。

奥平俊六氏評、『紫明』18号、2006/03/20
若冲を語るにもっともふさわしい第一線の研究者が書いた最高の一般書でもある。資料の正確でわかりやすい提示の仕方もさることながら、本書のどのページにも、画家に対する畏敬の念と深い愛情が感じられる。

『静岡新聞』、2006/09/17(『京都新聞』にも) 
本書は簡にして要を得た解説で「動植綵絵」を中心に若冲の魅力を縦横に語る。若冲を「異端」の画家から同時代の文脈に位置づけ直した主張は、説得力に富む。

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